金貨とはどういうもの?

古銭の価値に悩む女性

ピカピカの金貨といえば古今東西を問わず、宝物の代表格として扱われています。金貨といっても全てが金でできているわけではありません。金貨の定義は金を主成分にする通貨の総称です。そのため、いわゆる外国もののゴールドコインから、楕円形の大判小判、四角い形の一部金も金貨というカテゴリーに含まれます。

金貨は他の古銭と比べても高い買取価格が期待できます。ただし、他の古銭買取に比べて特殊なのが買取の判断基準が2種類ある点です。まず1つは金自体のグラム単価を使って金買取相場を基準にする方法です。もう1つは希少性などから金貨自体の価値を基準にする方法です。

金貨によっても違いはありますが、一般的にはアンティーク金貨や日本の古い金貨は金貨自体の価値で査定されることが多いでしょう。しかし、金貨として価値が高いものを、重量×金価格で判断される金としての価値で査定してしまうと査定価格が大きく下がってしまうこともあります。

たとえば日本の旧20円金貨は金貨として査定すれば80万円以上の価値がみこめます。一方、金相場で買取してしまうと10万円前後になってしまうでしょう。

価値が高い金貨を適正な価格で買取してもらうときに重要なのは、適した金貨買取業者を選定しておくことです。今回はおすすめの金貨買取業者を紹介します。また大行的な金貨の種類や買取価格も紹介するので参考にしてください。

金貨買取に長けている優良買取業者をBEST2!

金貨はその価値がわかりやすく、一般的な質屋などでも金貨買取をしていることがあります。しかし、金貨買取をしている業者の中でも、専門的な知識を持つところとそうでないところがあるでしょう。今まで金貨買取を依頼してきた経験からおすすめしたい金貨買取に長けた買取業者を紹介します。

福ちゃん

福ちゃん

福ちゃんは店頭買取のほかに宅配買取や出張買取もおこなっている古銭買取業者です。買取依頼のための査定費用や出張料金などは一切かかりません。そのため売るか迷っているが金貨の価値を知りたいという人も安心して申し込むことができます。金貨以外の銀貨や記念硬貨も買取してくれるので気軽に問い合わせてみましょう。

バイセル

バイセル

バイセルは24時間受付をしている古銭買取業者です。バイセルも買取依頼に費用は掛かりません。対応の速さには定評があり、口コミでも早めに処分したいという理由でバイセルと選んだ人の感想が目立ちました。テキパキと対応してくれるため、早ければ申し込み当日に現金化することも可能です。

適切な買取価格を知る!重要な2つのポイント

メール査定を依頼する

メール査定がおすすめ

譲り受けた金貨を処分したいというとき、直接店舗に持ちこむ方法のほかに出張買取や宅配買取を利用する方法があります。出張買取や宅配買取を依頼する場合はまずメールで査定を利用してみてもいいでしょう。

メール査定では写真を添付して概算の査定価格を教えてもらうことができます。店舗に持ち込むのは、人目が気になる、不安に感じるという人もメール査定であれば安心して金貨の査定価格を調べることができるでしょう。

相見積をおこなう

相見積がおすすめ

金貨買取をしている業者は日本中にあります。同じ金貨であっても古銭買取業者によって査定価格は全く違うでしょう。金貨を売却する場合は必ず相見積もりを取って査定価格を調べておくようにおすすめします。

持込買取しか受け付けていない古銭買取業者は、相見積もりを取るにも手間がかかります。一方でメール査定を利用すれば、家から出ることなく相見積もりを取ることが可能なので、積極的に利用しましょう。

金貨にも色々種類がある!?各特徴とは?

金貨には大きく分けて日本の金貨と外国ものの金貨があります。今回紹介するのは日本の金貨全種類と有名な外国ものの金貨です。地金型金貨といって、政府が品位と量目を保証している金貨とそれ以外のものを分けて紹介しています。

1円金貨
とはどういうもの?

1円金貨は明治初期に発行されました。旧1円金貨のサイズは、縮小版と併せ2種類。量目(重量)に違いはないものの、買取相場では縮小版の旧1円金貨の方が高い相場となっています。また年代別や状態によって変動があります。

2円金貨
とはどういうもの?

2円金貨も1円金貨同様にサイズの異なる2種類の硬貨が発行されています。こちらも量目自体は同じですが縮小版の方が買取相場は高いです。発行年や金貨の状態によって高いものだと900万円前後になることもあるでしょう。

5円金貨
とはどういうもの?

5円金貨は3種類発行されています。サイズ違いの旧5円金貨が2種類と新5円金貨です。中でも発行数が少ない年のものは希少価値が高く、昭和5年発行の新5円金貨は600万円まで価格があがる見込みがあります。

10円金貨
とはどういうもの?

10円金貨は2種類発行されています。1つは龍が描かれている旧10円金貨。もう1つは、十圓と縦書きで描かれている新10円金貨です。特に高い価格で取引されるのが旧10円金貨で、発行が少ないものであれば1200万円前後で取引されることもあるでしょう。詳しい価格は「全ての10円硬貨一覧ページ」に記載があります。

10円硬貨の詳細はこちら

20円金貨
とはどういうもの?

20円金貨も旧10円金貨と同様、龍が描かれた絵柄と、二十圓と書かれた2種類の金貨が発行されています。特に高い価格で取引されるのが明治9年~13年発行の旧20円金貨です。状態が良くて使用されていないものであれば1000万円前後で取引されることもあるでしょう。

大判の金貨
とはどういうもの?

時代劇などのイメージが強い大判も金が使われていることから金貨の一種として扱われます。表には墨書きといわれるサインが施されているのが特徴的で、あらゆる古銭の中でも人気が高く高値で取引されています。高価なものであれば1億円で買取される大判も存在します。

詳しい大判の買取価格については「大判一覧ページ」で紹介しています。

大判の金貨の詳細はこちら

小判の金貨
とはどういうもの?

小判も大判と同様に素材として金が使われていることから金貨として取引されています。高いものでは300万円以上の買取価格になることもあるでしょう。

詳しい小判の買取価格については下記のリストをご覧ください。

小判の金貨の詳細はこちら

古金銀
とはどういうもの?

古金銀は四角い形の古銭で、金や銀が素材として使われています。江戸から明治初期ごろに流通し、金貨として扱われるものは20種類が確認されています。

記念金貨
とはどういうもの?

記念金貨はさまざまなイベントや歴史的な出来事があったときに発行される貨幣です。金貨や銀貨、銅貨など素材はさまざまな素材が用いられます。現在までの金貨は11種類(同時複数発行は18種類)あります。近年発行された記念金貨はまだ取引事例も少ないため厳選して紹介しました。状態別の買取相場などの詳しい情報はこちらもご確認ください。

記念硬貨の詳細はこちら

地金型金貨にも色々種類がある!?各特徴とは?

クルーガーランド金貨とはどういうもの?

クルーガーランド金貨は地金型金貨で、南アフリカ共和国で発行されました。描かれているのがスプリングボックという偶蹄類です。クルーガーランド金貨は全部で4種類あり、5000万枚ほどが流通しています。ただし、1900年以降は非常に希少な存在となっています。買取価格は22金相場に重量をかけたものです。

クルーガーランド金貨の詳細はこちら

メイプルリーフ金貨とはどういうもの?

メイプルリーフ金貨はカナダで発行される金貨で、5種類あります。メイプルリーフ金貨はカナダドルとして法定通貨の価値がありますが、金貨としての価値の方が額面よりも圧倒的に高くなります。

買取価格は純金の買取相場から数百円引いて重量をかけたものが目安です。

メイプルリーフ金貨の詳細はこちら

パンダ金貨とはどういうもの?

パンダ金貨は名前からもわかるようにジャイアントパンダが描かれた金貨です。毎年、中国で発行されますが、パンダの柄も毎年デザインが変わっています。5オンスや12オンスは限定的に発行される金貨です。買取金額はメイプルリーフ金貨よりもやや劣ることが多いでしょう。

パンダ金貨の詳細はこちら

ナゲット金貨とはどういうもの?

ナゲット金貨はオーストラリアで1989年まで発行され、今はカンガルー金貨になりました。表面にエリザベス2世、裏面には金塊(ナゲット)が描かれています。

24金なので価値はメイプルリーフ金貨やカンガルー金貨と同等と考えていいでしょう。

ナゲット金貨の詳細はこちら

カンガルー金貨とはどういうもの?

カンガルー金貨は裏面にカンガルーが描かれているオーストラリアの地金型金貨です。パンダ金貨同様に毎年デザインが変わるため、コレクターとして収集している人もたくさんいます。そのため、金相場にプラスした価格で取引されることも多いでしょう。

カンガルー金貨の詳細はこちら

イーグル金貨とはどういうもの?

イーグル金貨はアメリカで発行されている地金型金貨の総称です。22金相当にあたり、地金型金貨としては珍しいもの。

22金の買取相場と重量でおおよその買取価格を調べることができますが、コレクター用のプルーフ金貨は買取価格アップが期待できます。

イーグル金貨の詳細はこちら

ブリタニア金貨とはどういうもの?

ブリタニア金貨はイギリスで発行された地金型金貨です。K 22とK 34の2種類があり、2013年以降の発行はK24のみ。毎年違うデザインで発行されることからコレクターからも人気を集めている金貨です。

ウィーン金貨とはどういうもの?

オーストリアで発行されているウィーン金貨は楽器が刻印されたデザインです。2004年には15枚限定の1000トロイオンスの金貨が発行されて、当時世界最大の金貨として注目されました。

一般的なウィーン金貨の買取価格はメイプルリーフ金貨を参考にしています。

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バッファロー金貨とはどういうもの?

バッファロー金貨はアメリカ初の純金貨です。表にはインディアン、裏面にはバッファローを刻印したもので2006年と比較的最近の金貨だといえるでしょう。

価値も高くメイプルリーフ金貨と同等の買取価格が期待できます。

インディアン金貨とはどういうもの?

インディアン金貨は3種類あり、額面ごとに女性のインディアンと男性のインディアンが描かれています。中でもプレミアがついたインディアン金貨は最大数千万円以上にのぼると言われています。

一般的なインディアン金貨の買取相場はK21.6の金買取相場が基準になるでしょう。

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ソブリン金貨とはどういうもの?

ソブリン金貨はイギリスで金本位制を取っていた時代に通貨として流通していた金貨です。現在は地金型金貨として発行されています。

買取価格は、K22の買取相場に基づきますが、古いものであればアンティークとしてそれ以上の高値買取が期待できるものもあるでしょう。

ソブリン金貨の詳細はこちら

中国十二支金貨とはどういうもの?

中国十二支金貨は中国で毎年発行されている金貨です。毎年デザインや額面、形などが違うことが大きな特徴です。K22とK24の2種類が発行されているため、それぞれの金買取価格で取引されます。

ただし希少性が高い特定年度のものはプレミアがつくこともあります。

マン島キャット金貨とはどういうもの?

マン島キャット金貨は、イギリス領であるマン島から発行される金貨です。毎年違う猫のデザインが施されるため、収集家にも高い人気を誇ります。

買取価格は金価格が基準となりますが、特別セットなどの場合はそれ以上の価格が付くこともあるでしょう。

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