古銭とは昔に使われていたお金のことをいいます。現在では発行していないため流通しておらず、なかなか目に触れる機会がありませんが、「大掃除をしたら出てきた」「遺品の中にあった」といったケースから古銭が見つかることもあるでしょう。

古銭には熱心なコレクターがおり、ものによってはプレミアが付くこともあります。また、2020年の東京オリンピックが近づき記念硬貨に注目が集まっていることから、古銭を売りたいと考える人もいるでしょう。そこで今回、古銭を売る前に知っておいてほしい「古銭を高く売るコツ」を紹介します。

古銭を高く売るコツは、ずばり複数の古銭買取業者から相見積もりを取ることです。古銭はブランド品のように幅広い人気があるわけではなく、ニーズが限られています。また、販売ルートの確保が困難であり、販売ルートが少ない買取業者では高く買い取ることができません。

さらに古銭は専門的な知識が必要なため査定員によって値段が大きく変わるのです。そのため、古銭を高く売るには事前に複数の業者に査定を依頼し、比べることが重要といえます。

古銭の鑑定には知識と経験が非常に重要となります。なぜなら、古銭には数えきれないほどの種類があり、偽物も多く出回っているからです。また、古銭は文字の跳ね方ひとつで価値が大きく変わることもあり、詳しくなければ大損してしまうこともあります。そのため、古銭の鑑定は専門家に依頼した方が無難です。

古銭買取業者の見極め

しかし、古銭買取業者とひとくくりにいっても、各社によって強みは異なります。たとえば、「日本貨幣に詳しい」「外国の古銭に精通している」「大判・小判の売買に力を入れている」など、同じ古銭買取業者でも強みが違うため買取り価格が変わるのです。つまり、自分が売りたい古銭を専門的に買い取っている業者を選ぶことが大切といえます。

また、優秀な販売ルートを持っている古銭買取業者を見極めるのも大事です。古銭はマニアやコレクターといった一部の人たちの間で売買されるものなので販売ルートの確保が困難であり、経路が少ない業者は買い取り額が小さくなるのです。

事前査定サービスで
相見積もりをとる

では、どうやって古銭買取業者を選べばよいでしょうか。その答えは、ほとんどの古銭買取業者がおこなっている事前査定のサービスにあります。事前査定サービスとは、売買契約を結ぶ前に手持ちの古銭がいくらで売れるかを査定してくれるもので、メールで写真を送るだけで買取価格を知ることができるのです。

今ではほとんどの古銭買取業者が、この事前査定サービスを無料でおこなってくれるので、気軽に申し込むことができるでしょう。事前見積もりは複数の業者から取ることが可能なので、その中で最も高値をつけてくれた業者を選べばよいのです。

今や車を売買するときや引っ越しをするときに見積もりを取るのは当たり前の時代であり、古銭の査定価格が額面どおりだったとしても気にすることはありません。むしろ、価値が無いだろうなと思っていたものがプレミアものだった場合、大損してしまうこともあるので絶対に複数から見積もりをとるべきでしょう。

ただし、悪徳業者には注意しなくてはいけません。近年インターネットが普及し便利になった一方で、詐欺まがいの行為を行う業者も少なからず存在しています。その見分け方として、「他店に比べて異様に高い」「ホームページがない」「飛び込み営業をしてくる」などが挙げられます。

特に連絡も約束もなく突然、家にやってくる業者や、電話でのしつこい勧誘、古銭よりも宝石や金品を物色するような業者は相手にしないようにしましょう。

おすすめ古銭買取業者はコチラ

古銭の相見積りを取る手順はとても簡単です。まずは始めに、複数の業者をピックアップしましょう。このとき、少なくとも2～3社の業者を選ぶことをおススメしますが、当然のことながらレベルの高い古銭買取業者が含まれていないと高く売ることはできません。

したがって、相見積もりを取る際にはインターネットなどで実際に古銭を売ったことがある人の口コミを基準に選ぶとよいでしょう。また、当サイトで紹介している古銭買取業者も独自に調査・厳選した業者なので参考にしてください。

古銭の両面写真をとる

次に古銭の写真を撮ります。古銭は基本的に新品ではないため、ブランド品のように細やかな傷や劣化に関して厳しくありません。写真だけで精度の高い査定が可能ですが、状態によって金額が左右される場合があるので、古銭がはっきり確認できるように撮影しましょう。

この古銭の状態についてですが、少しでもキレイに見せようと古銭を洗浄する人がいます。しかし、洗浄するとキレイになる反面、古銭の価値が下がってしまう可能性があるので注意が必要です。そもそも、古銭は「人工的な処置をしていない」ことが重要であり、場合によっては変色してしまうこともあるので、洗浄などは極力避けた方がよいのです。

古銭を扱うときは手袋などをして、直接触らないようにしましょう。手の汗や皮脂が付着すると黒ずみなどの原因になります。

話を戻しまして、次は古銭を撮影する注意点を説明します。まず1つ目のポイントは「古銭の両面の写真を撮る」ことです。古銭がたくさんある場合は、縦3枚、横4枚を目安に1枚1枚がはっきりと見えるように並べて、裏返すときは順番を入れ替えないよう注意してください。記念硬貨、穴銭、紙幣など複数の種類を混ぜて並べても構いません。

2つ目のポイントは「できるだけフラッシュを控える」ことです。カメラはスマートフォンでも問題ありませんが、撮影するときは明るい場所で行うようにしましょう。どうしてもフラッシュを使いたい場合は、陰影が入らないように気をつけてください。また、「古銭は見やすいものの上に置く」ことも3つ目のポイントとして大切です。無地のハンカチを敷くなど工夫するとよいでしょう。

古銭買取業者の事前査定サービスに申し込む

写真が撮れたら最初にピックアップした古銭買取業者に申し込みをします。古銭買取業者の多くは、ホームページに「ウェブ査定」や「メール査定」などといったボタンが分かりやすいところにありますので、そちらをクリックし、案内に従って申請を始めてください。

サイトによって違いがありますが、申請するときに画像も添付するので忘れないよう注意しましょう。最後に備考欄があれば、お願いしたいことなどを記入してください。

登録が終われば、あとは返事が来るのを待つだけです。早ければ当日中に、遅くとも2～3営業日以内に連絡が来るでしょう。その次は査定を依頼した業者の中から1番納得できたところを選び、他はキャンセルします。

このとき、最初は買い取り金額が知りたいだけの査定であっても、マナーとして返事を送った方がよいです。これは、業者の方から催促メールを抑止する目的も含まれていますので、「今回は見送りさせていただきますが、次回またお願いしたいものがあれば、こちらから連絡いたします」など添えるとよいでしょう。

以上が相見積もりを取る手順となりますが、ここまでの説明で「なんだか面倒くさそう」と感じる人もいるかもしれません。しかし、写真は相見積もりを依頼をする業者全てに使えますし、ほとんどの古銭買取業者の場合、手続きなどスムーズに行えるでしょう。

ただし、古銭があまりにも大量にある場合はすべてを写真に撮るより、古銭買取業者の査定士を自宅に呼んだ方が楽かもしれません。

また、メール査定を行うにはいくつか注意点があります。まず、操作はインターネット上で行うことができますが、古銭買取業者によって画像が送れなかったり、エラーが出る場合は、問い合わせフォームからメールを送るか、直接電話をして確かめてみてください。

このとき、対応が悪かったり折り返しのメールが来ない業者は候補から外してください。気持ちよく取引できない業者は、その後においても満足することはないでしょう。

他にもキャンセル料が発生したり、手数料を請求してくるような業者は悪徳業者の可能性があるので注意が必要です。追加料金の有無などホームページに掲載されてない場合は、事前に確認を取ってからにしてください。少しでも怪しいと感じたら取引しないことが大切です。

おすすめ古銭買取業者はコチラ

古銭や記念硬貨を売る方法は買取業者以外にも、ヤフオクなどのインターネットオークションや、フリマアプリがあります。しかし、こうした個人が直接やり取りをするツールは偽物が出回っていることが多くあります。古銭に対して正しい知識を持っていないため価値が分からず、安く買い取られてしまうこともあります。

さらに、現在フリマアプリでは流通している国内外の貨幣、通貨、仮想通貨の出品を禁じられている為、売れる幅は狭いと言えるでしょう。

同様に、最近ではリサイクルショップなどでも古銭や記念硬貨の買取をしてくれますが、専門家が鑑定をしてくれるわけではないので価値が無いと判断され大損してしまうケースも考えられます。

そのため、古銭や記念硬貨を売るには、古銭や記念硬貨に対して専門的な知識や経験、実績がある査定員を揃えている古銭買取業者に任せるのがベストであり、高価買取の近道です。

古銭買取業者は転売を目的としているので、しっかりとした販売ルートをもっており、高値で買い取ってくれるのです。

おすすめ古銭買取業者はコチラ

古銭や記念硬貨の種類は極めて多く、専門的な知識が必要となってくる為、正しい価値を見つける事ができる業者へ依頼するのがベストです。現在はメール査定など便利なサービスがあり、出張買取も無料で対応可能な業者がほとんどなので、安心してプロにお任せ出来ます。