どんなに価値のある古銭でも、店によっては古銭を販売するためのルートを持っていない場合があります。古銭を必要としている人と繋がっていなければ、買取店は古銭を高く買い取れないのです。そのため、古銭を高く売るには古銭に対する知識が深く、古銭がどのような人に需要があるのか知っている店を選ぶ必要があります。

古銭を扱っている店は多くありますが、そのなかで専門的知識を持って買い取っている店はそう多くありません。業者選びで失敗しないためにも、古銭の買い取り実績が豊富にあり、安心して任せられる店を知っておきましょう。

この記事では特に広島県に強い店を中心にご紹介しています。広島県にお住まいの方はぜひこの記事を参考に業者選びをしてみて下さい。

広島県の地方自治法施行60周年記念貨幣は、他の地域と同様に地方自治法施行60周年を記念して作られた貨幣となっています。地方自治体がそれぞれ発展し、継続して成長していくことを記念しているため、それぞれの地域に合わせたデザインとなっているのも特徴です。発行枚数自体はそれぞれの自治体によって違ってきますが、それぞれの地域ごとで見ると意外と少ないです。ただ、地方自治法施行60周年記念貨幣自体がとても多く発行されているので、他のものと合わせて取引されることが多いです。

広島県の地方自治法施行60周年記念貨幣に関しては、千円銀貨幣に厳島神社と舞楽ともみじが描かれています。広島県と言えば、全国でも他に類を見ないほど美しい厳島神社が有名です。日本国内の観光客はもちろん、近年は海外の観光客もとても多くなっていて、その美しさは日本でも有数だと言えるでしょう。それを千円銀貨幣に採用するというのは、やはりマニアにとっても嬉しいものです。また、広島県の文化として残る舞楽を取り入れ、さらには自然の象徴とも言えるもみじも描くなど、高いデザイン性が人気となっています。美品だと査定金額も高いです。

また、広島県の地方自治法施行60周年記念貨幣には他にも、五百円バイカラー・クラッド貨幣があります。こちらには負の遺産として知られる原爆ドームが描かれている他、広島平和都市記念碑も一緒に描かれているのです。色褪せてはいけない戦争の傷跡を刻んでいるのが特徴です。これもマニアの間では人気となっています。デザイン性が高いことで、美品だと額面よりも高い価格で買取してもらうことが可能です。中には数千円～1万円前後で取引されている地方自治法施行60周年記念貨幣もあります。

他の地域の地方自治法施行60周年記念貨幣とも比べてみて、どれくらい価値があるのかを知ってみるというのも良いでしょう。まずは買取専門店に相談してみて、プロの査定人に査定してもらうのが良いです。