ウィーン金貨は1989年にオーストリアで初めて発行され、それ以来毎年発行されている金貨の1つです。メイプルリーフ金貨などと並んで、いわゆる投資用金貨である「地金型金貨」に分類されています。

ウィーン金貨の品位は金999となっており、これは24金相当で純金製です。このことから、ウィーン金貨は単純なコインとしての価値だけでなく投資を目的に売買されています。

地金型金貨を投資目的に購入するメリットはいくつかあります。例えば小さく場所を取らないため、金塊や延べ棒などを購入するよりもよほど便利です。また、小さいが故に少額から購入することができるのも魅力となります。

さらに、このウィーン金貨を発行しているのは800年以上の歴史を持つ、オーストリア造幣局であり、信頼性も抜群です。

一般的に流通している貨幣を持っているよりも、発行元が確かで、純金という永遠の価値のあるウィーン金貨を持っている方が、将来一般貨幣の価値が下がったり無くなったりしたときに資産として役立つでしょう。そのため、投資や資産保全のために持っている人が多くなっているのです。

ウィーン金貨の重さは1トロイオンス、1/2トロイオンス、1/4トロイオンス、そして1/10トロイオンスの４種類があります。基本的に、毎年発行されている金貨はこの４種類だけとなっていますが、この他にも特別に発行されたものがいくつかあります。

一例として、2004年に15枚限定で発行されたのは、１枚あたり1000トロイオンスという実に大変な重さのあるウィーン金貨です。１トロイオンスが約31.1グラムであるため、つまり31.1キログラムもある金貨ということになります。当時の時価で6000万円にもなる、世界最大の金貨として当時注目を集めました。

ウィーン金貨を古銭買取業者に持ち込んだ場合、買取価格の相場としては純金の買取相場-数百円×重量が目安となっています。この相場は同じ純金製の地金型金貨であるメイプルリーフ金貨とほぼ同等です。

現在は金相場が上がっていることもあり、多くの場合は買ったときよりも価値は高くなっています。そのため、売り手が有利な市場となっており、ウィーン金貨の買取が注目されているのです。

このように投資目的での利用が目立つウィーン金貨ですが、もちろんデザインの美しさでも人気を高めています。ウィーン金貨といえば表にはパイプオルガンが、裏面には様々な楽器が描かれていることで有名です。この楽器のデザインは「「ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団」からきています。ウィーンを中心に世界中で愛されている金貨です。

福ちゃん

金貨は買い取ってもらうのなら、まず真っ先に利用してみたいのが福ちゃんです。福ちゃんは全国規模で古銭や金貨を買取している店になります。一般的な近所のリサイクルショップと違い、福ちゃんは古銭や金貨に対して、しっかりとした専門的知識を持って査定してくれるのが特徴です。

他の店で安く査定されてしまった金貨や、発行年数などに特徴があり高値がつく金貨など、査定の難しい金貨でも安心して任せることができるでしょう。メール査定はもちろん、宅配買取、出張買取などにも対応しているため、まずは気軽にメール査定から始めてみてはいかがでしょうか。