つくばの国際科学技術博覧会は「人間・住居・環境と科学技術」というテーマを持って開催されました。184日間の万博は、大盛況に終わり、日本の科学技術への意欲を世界に知らせる機会としても、筑波研究学園都市の知名度を高めるためにも効果的なチャンスとなりました。愛知万博で用いられた「リニモ」のプロトタイプであるリニアモーターカーや大規模なパビリオンなど、さまざまなスポットに注目が集まりました。

「科学万博－つくば’85」と一般には呼ばれており、記念コインの裏面に描かれたシンボルマークには、一緒に「TSUKUBA　EXPO’85」のレタリングも表記されています。そのため、記念硬貨は「つくば　EXPO記念コイン」「つくば万博　EXPO　85　500円硬貨」などと呼ばれることもあります。

国際科学技術博覧会記念硬貨の現在の価値は、全体的にはそれほど高くはありません。7000万枚という発行枚数の多さから希少価値が低くなったためです。未使用のきれいなものであれば、買取相場は最大800円前後、並品になると額面以上の価格がつきにくくなります。

ただし、会場内限定のミントセットについては別です。発行が10万セットと少なかったため、高値になることも期待できます。ミントセットの内容は、記念500円白銅貨1枚と年銘鈑、昭和60年発行の通常貨幣それぞれが1枚ずつです。通常のミントセットは最大でも1500円前後となりますが、きれいな会場内限定ミントセットならば最大2000円程度になることもありそうです。

国際科学技術博覧会記念硬貨を売りたい！お得な買取手段とは！？

つくば万博を記念して発行された国際科学技術博覧会記念硬貨を売却したいなら、買取業者選びが重要なカギを握ります。記念コインの取引価格は、業者の質や目利きの技術、販路などによって異なるケースも多く、もっともよい業者を選ぶことが高値買取のチャンスを広げます。

高く買取してもらいたいならば、以下のような方法で信頼できる買取業者を見つけましょう。

メール査定を依頼する

買取業者による査定は、店頭や出張、宅配などで行われる他、メール査定という簡易な方法も増えてきています。基本的には、メールでのやり取りで査定を行い、最終的には宅配や出張などで正式な買取価格を出すという流れです。

査定価格に満足できない時に断りにくいのではないかと不安な人も、メールなら断りやすそうです。記念硬貨は、写真で状態をみせることで、比較的正確な査定金額が出しやすいものなので、メール査定の信ぴょう性も高くなります。

相見積をおこなう

相見積もりは、複数の業者を比較して、より条件の良い買取をしてくれるところを選ぶ方法です。初めての依頼の場合、相場も分からないまま、悪徳業者に買い叩かれてしまうこともあります。相見積もりをしておけば、他の業者の価格も知ることができるため、適性価格を想定できるようになるでしょう。また、おおよその価格だけが知りたい時にも便利な方法です。

バイセル

早い対応と丁寧な説明が魅力のバイセルも、記念コインの査定に向いています。発行枚数は多く、品物の状態によって査定金額が変わる恐れのある記念硬貨なので、査定員の質は重要です。バイセルの査定は的確で、きちんと理由も説明してもらえるため信頼できます。

また、メールや電話での相談もしやすいと評判です。無料査定の連絡は、24時間受付しており、忙しい人も手軽に申し込みできます。

なんぼや

なんぼやは、メール査定やライン査定に力を入れている買取専門店です。メールやラインで画像を見せるだけなので、気兼ねせずに買取可否を決められます。最初は品物を業者に渡すこともなく、わざわざ自宅に来てもらうこともありません。

ブランド買取で有名ななんぼやですが、骨とう品や美術品など幅広いジャンルで査定を依頼でき、記念硬貨の買取もしているようです。買取業界大手なので、査定員の対応も礼儀正しく安心して依頼できます。