小判とはどういうもの?

古銭の価値に悩む女性

古銭について知識が無いという人であっても、小判のサイズや形はイメージできるでしょう。小判は小判金と呼ばれることもあり、江戸時代に流通した金貨の一種です。また、流通していた当時は、金百両というように単純に金と表記されることもありました。

小判の形といえば、一般的に小判型といわれている楕円形です。表面には内目が彫られるとともに極印が打たれています。この形や黄金色が米俵に由来しているという説もあります。大判小判という言い方もありますが、大判には墨書きがあり、主に贈答用に用いられました。

一方で一般流通させるために徳川家康が作らせたのが小判です。全国での流通を目指しましたが、金山の位置もあり、主に関東地方を中心に使われていたといわれています。

小判は古銭買取市場でも人気があり、高値で取引されています。金を素材として鋳造されるため現存数も少ないことも価格が上がる理由でしょう。

また、小判とひとくくりにしても、その種類か鋳造された時期によって価値は全く違います。小判の価値を素人目で判断するのは困難です。小判買取は専門知識を持つプロに依頼することをおすすめします。このページでは小判買取に強みを持つ二社をピックアップして紹介しています。小判など古銭の処分を考えている人はぜひ参考にしてください。

小判買取に長けている優良買取業者をBEST2!

小判買取のように、古銭を取引することはあまりないかもしれません。小判を適正価値で取引するコツは優秀な小判買取業者に依頼することです。有名な買取業者であっても他社と比較して高い価格で買取してくれるとは限りません。ここでは口コミなどで人気がある2社を紹介します。

福ちゃん

福ちゃん

福ちゃんは店頭での買取以外に、出張買取や宅配買取もおこなっている古銭買取業者です。多少汚れていたり、傷があったりするような古銭であっても買取してくれるため、他の古銭買取業者で断られたものの福ちゃんでは買取してもらえるというようなこともあるでしょう。

また、査定時には古銭それぞれどういった経緯でその値段になったのか説明を受けることもできます。古銭買取業者をいままで利用したことがないという人も安心して利用できるでしょう。

バイセル

バイセル

バイセルも店頭買取の他、出張買取や宅配買取に対応している古銭買取業者です。バイセルの口コミで特に高く評価されているのがその対応のスピーディーさです。連絡したらその日のうちに査定員が来て買取してくれることもあります。

さらに24時間365日受付しているため、夜にしか時間が取れないという人でも無理なく古銭を処分することができます。問い合わせも増加していて今勢いがある古銭買取業者です。

適切な買取価格を知る!重要な2つのポイント

メール査定を依頼する

メール査定がおすすめ

小判買取を依頼するときに気になるのが、何円の価値があるのかという点でしょう。売却するかは決めていないものの、どれだけ価値があるのかだけでも知りたいという人も多いはずです。

そんな人はメール査定を利用してみてください。メール査定であれば手間をかけることなく写真を添付するだけでその小判の目安となる価格を教えてくれます。もちろんメール査定に査定料金はかかりません。手間も費用もなく小判の価値を調べることができるでしょう。

相見積をおこなう

相見積がおすすめ

メール査定を利用するメリットの1つがその時の市場価値を知ることができる点です。このページでも小判の買取価格を紹介していますが、市場変動や需要の動向によって小判の価値は変わります。また業者によっても力を入れている古銭が違うでしょう。

そこで、古銭買取を依頼するのであれば必ず相見積もりを取っておくようにしてください。相見積もりすることでより高く査定してくれる古銭買取業者を探すことができるでしょう。

小判にも色々種類がある!?各特徴とは?

小判の価値は含まれている金の量や鋳造された時代によって大きく変わります。以下のリストの小判について紹介しているので確認してみましょう。

慶長小判
とはどういうもの?

慶長小判は慶長6年(1601年)より発行された「初代の江戸小判」です。慶長小判は、「江戸座」「京座」「駿河座」等に分類され、買取相場も、その種類によって違います。

製造場所などに違いがあるため、見た目にも相違としてあらわれますが、分類としては明確ではありません。古銭としての買取相場は高く、価値の高いものであれば400万円以上の買取価格となる場合もあるでしょう。

元禄小判
とはどういうもの?

元禄小判は慶長小判に次ぐ江戸時代に2番目に通用された金貨です。別名「元禄金」や「元治金」とも呼ばれ、高価な金額で取引が行われる江戸時代の古銭のひとつです。

ものによっては買取価格が300万円を超える可能性もありますが、その人気さから、偽物や贋作品も多く存在します。古銭の専門知識を持つ専門業者のいるところで査定を依頼すれば、安心して買取いただけるでしょう。

宝永小判
とはどういうもの?

宝永小判は元禄小判に次ぐ江戸時代に通用した小判です。別名「乾字小判」と呼ばれ、「乾」字が打印されています。元禄小判は品位が低く、品位の回復が望まれていました。

そこで小型にして品位を上げたのが宝永小判です。状態が良いものであれば、150万円前後での買取が期待できます。中でも買取価格が高くなるものとして、「偶然大吉」という種類のものがあります。表面左下の座人印が「大」「吉」となっているもので、非常に縁起の良いものとされています。

正徳小判
とはどういうもの?

正徳小判は、別名・武蔵小判とも呼ばれています。慶長金である武蔵墨書小判の品位に近い事から、武蔵小判と呼ばれるようになりました。

4か月足らずで吹き替えになった小判のため希少性が高く、状態が良いものであれば、280万円もの買取価格が期待できるでしょう。業者によって大きく値段が変わるため、可能な限り相見積もりを取りましょう。

享保小判
とはどういうもの?

享保小判は正徳期に初鋳がおこなわれた小判です。そのため、正徳後期小判とも呼ばれますが、明確に区別する為にも享保小判とされることが多いでしょう。

享保小判の古銭買取での買取価格ですが、美しい状態のものであれば、40万円前後の価格が期待できます。さらに、もし偶然大吉という種類の慶長小判の場合は、80万円まで買取価格が期待できます。

元文小判
とはどういうもの?

元文小判は文字小判とも呼ばれ、長く流通していた小判です。後に文政小判が鋳造されるようになると区別をするため真文小判、古文字小判と呼ばれました。

残存数も多く、価値はそのほかの小判と比べるとやや低めとなります。買取価格はだいたい10万円前後となっている場合が多いでしょう。

文政小判
とはどういうもの?

文政小判は元文小判新文字小判、「草文小判」とも呼ばれ、元文小判と同様に「文」字が打印されていますが、文字は草書体になっています。

金の含有量も低く、古銭買取における通常の文政小判の買取価格としては、10万円~15万円前後まで期待できるでしょう。

天保小判
とはどういうもの?

天保小判は「保」字が打印されている事から「保字小判」とも呼ばれています。ローラーによる延金が行われるようになったためより均一な仕上がりになり、見た目にも美しくなっています。

古銭買取業者による買取価格は通常の天保小判ならば、状態の良いものでも10万円程となるでしょう。ただ、もし献上判であれば、状態の良いものの場合70万円にも買取価格が及びます。そのほか、左下に大吉と打たれた偶然大吉の場合も、買取相場が高額になります。

安政小判
とはどういうもの?

安政小判は「正」字が打印されている事から正字小判とも呼ばれています。日本の開港に伴って金流出を防ぐ目的で作られましたが鋳造期間が短く、古金銀通用停止により多くが回収されました。

そのため現存数は僅かで、江戸の後期に鋳造された小判としては珍しく非常に高値で取引がされます。上品であれば、買取価格は50万円~70万円にも上るでしょう。

万延小判
とはどういうもの?

万延小判は江戸時代で最後に鋳造された小判です。別名で新小判や雛小判とも呼ばれています。鋳造期間がごく短いことから、現存している量も少数です。

しかし、江戸に発行された小判の中でもひときわ量目(重量)が低い小判であることから、上品で4万円~7万円前後が買取相場の目安と考えましょう。