種類としては、「跳ぶ」「泳ぐ」「走る」をテーマにしたデザインのものが、それぞれ500円硬貨として作られています。また、コレクション用にプルーフ加工を施された上で、3枚全てを封入したセットもあるのが特徴です。

「跳ぶ」「泳ぐ」「走る」それぞれの500円白銅貨は、作りも価値も全て同じ内容となっており、異なるのは名前と表面のデザインだけとなっています。どれも1994年に作られ、各1000万枚が販売されました。累計では3000万枚ということになります。

材質としては銅75%、ニッケル25%で作られた白銅貨です。大きさや重さは現在普段の買い物などに使用する500円通貨とほぼ同じとなっており、直径26.5mm、重さ7.2gの規格です。このことから、第12回アジア競技大会記念硬貨は別名「広島アジア大会500円白銅貨」とも呼ばれることがあります。

裏面のデザインは全種共通のものが採用されており、紅葉を背景にして大会のシンボルマークが描かれている構図です。紅葉は広島県の県花にして県木であるため採用されました。

表面のデザインは、「跳ぶ」「泳ぐ」「走る」のそれぞれのテーマに従い、競技で跳躍する選手、水をかき分け泳ぐ選手達の姿、疾走する選手たちの姿が描かれているのが特徴です。

それぞれ、発行枚数も多いことから希少価値は特にありません。店に査定を依頼した場合は、500円そのままの金額か、あるいは美品の場合にもう少し色をつけた800円程度が手元にやってくることになるでしょう。

一方で、鏡面仕上げが特徴の、美しい光沢を持つプルーフ貨幣セットは、これら3種全てについてプルーフ加工を施したものを1枚ずつセットにしています。それぞれのコインに対して、コインの形に合わせた丸いプラスチックのケースがついているのも特徴です。

このプルーフ貨幣セットは、普段の買い物などで使用するのではなくコレクションすることを目的として作られているために、その価値も通常の500円白銅貨より高くなっています。買取価格としては500円×3枚分から、状態がよければ3000円程度を見込むことができるでしょう。

第12回アジア競技大会記念硬貨を売りたい！お得な買取手段とは！？

メール査定を依頼する

できるだけ記念硬貨買取の価格の高い店に売るためのテクニックとして、覚えておきたいのがメール査定です。メール査定では買取業者に査定を依頼したい記念硬貨などの画像を送ると、その業者での買取価格を教えてもらうことができます。

メールでいいという性質上、時間を選ばず、依頼も数十秒で済むため忙しい人でも簡単にできるのが魅力です。あちこちの店を探すとなると大変ですが、メール査定であれば気軽に利用でき、いざとなればキャンセルもスムーズにできます。不当に安い値段で買い叩かれるなどのトラブルもありません。ぜひ利用してみましょう。

相見積をおこなう

極端に安い値段で記念硬貨を売ってしまい損してしまったというようなトラブルを避けるためにも、相見積もりを必ず行いましょう。複数の業者に同時に見積もりを取り、その中から一番高く買い取ってくれる業者を探すのです。

業者によって記念硬貨の買取値段はまちまちです。相場内で適切な値段をつけてくれる場合もあれば、明らかに相場から外れた値段で買い取ろうとする業者に出会う場合もあります。見積もりを取るのが1社だけだと、提示された買取価格が適切なのか分かりにくいでしょう。しかし、相見積もりを取ることで記念硬貨の相場観を掴むことができます。

バイセル

出張買取に抵抗がないなら、バイセルを利用してみましょう。バイセルは出張買取を主に扱う全国対応の大手買取店です。全国に査定員を数百人体制で配置しており、電話1本かけるだけで自宅まですぐに来てくれます。

24時間電話を受け付けているのはもちろん、土日祝日などでも査定に来てくれるのも魅力です。日中仕事で忙しい人や、近所に良い買取店がない人、またあまり持ち運びしたくない品を買い取って欲しい人など、様々なニーズに応えてくれます。クーリングオフ制度やアフターフォローのサービスも充実しており、安心して買取依頼ができるでしょう。

なんぼや

出張買取や宅配買取でなく、店頭に直接品を持ち込んでみたいと考えるならなんぼやがおすすめです。なんぼやは全国に店があるため、いつも利用する駅前や、近所に店があるという人も多くいるはずです。

なんぼやでは金属やブランド品などから金貨や銀貨、記念硬貨などまで幅広く買い取ってくれます。画像査定にも対応しており、30秒程度の操作で気軽に商品価値を問い合わせることができるのも魅力です。

なんぼやは大手買取店であるため、悪徳企業に当たって無理に買い取られる心配もありません。査定料などを取られることもないため、気軽に赴いてみましょう。