世界3種類の地域をデザインした500円記念硬貨はそれぞれ1000万枚が作られ、合計で3000万枚が世に出回ることとなりました。素材としては、銅が72%、亜鉛20%、ニッケル8%の黄銅貨です。

出回っている枚数が多いこともあり、残念ながら相場としてはそのままの価値の500円程度から、未使用美品で800円程度が手元に入る金額となります。銀行で換金するという手もありますが、多少のプラスアルファがつくことを考えると専門のお店に持ち込んだ方が良いでしょう。

それぞれデザインは決まっており、表面には各地域の地図とサッカーに励む選手の姿、そして裏面には大会のエンブレムと、45分ハーフとなった試合時間をイメージした絵柄が描かれているという仕様です。

一方で、FIFAワールドカップ記念硬貨の1000円銀貨に関しては10万枚が作成され、素材は銀100%の純銀となっています。1000円という額に対して実際には重さ31.1g、直径40mmの純銀であるために、販売価格が額面を上回るプレミアム貨幣となっているのが特徴です。

もちろん、店に買い取ってもらう場合の相場も額面以上が期待できます。安くても額面そのままの1000円、高ければ未使用美品で5000円前後くらいまでは上がるでしょう。

表面に描かれているのは大会の「トロフィー」と「桜」、そして共同開催の相手国である韓国の象徴的な花「ムクゲ」です。裏面に描かれているのは大会に参加する選手の姿と、FIFAワールドカップのエンブレムとなっています。

さらに、24金相当の純金でできた1万円金貨もあり、直径26mm、重さ15.6gの品です。もちろんこちらもプレミアム貨幣として扱われています。相場としては未使用で5万円前後を目安とすると良いでしょう。こちらも表面には「大会のエンブレム」に「桜の花と虹」、裏面には大会に参加する「選手の姿」がそれぞれモチーフとなっているのが特徴です。

これらの金銀貨は表面にプルーフ加工という鏡面加工のような処理を施されており、コレクション用途として最適な作りとなっています。それぞれをセットにした2点セットでは、買取価格は最大6万円ほどです。また500円硬貨のみをセットにした3点セットでは、買取価格は額面よりもやや高くなる2700円前後を期待して良いでしょう。

FIFAワールドカップ記念硬貨を売りたい！お得な買取手段とは！？

メール査定を依頼する

記念硬貨を高く買い取ってもらいたい時は、まずメール査定を利用しましょう。メール査定を利用することで、手持ちの記念硬貨の正確な価値をすぐに知ることができます。メール査定の利用方法としては、買取店が指定するメールフォームやSNSのサービスから買い取って欲しい品の写真を送信します。

するとお店がその写真を見たうえで、商品の価値を判断し、買取価格を教えてくれるという仕組みです。いつでもどこでもできる手軽さはもちろん、ひとまず価格を知りたいときなど今すぐに売りたい場合でなくても利用できるのが魅力となっています。

相見積をおこなう

記念硬貨を高く売るなら、相見積もりをするのが効果的です。複数の業者に同時に見積もりを取ると、業者によって買取価格に違いがあることに気がつくでしょう。優良な業者であれば相場で買い取ってくれるはずですが、その中でもやはり古銭や記念硬貨に強い業者と、そうでない業者では無視できない違いが生まれます。

まずは気になる業者、3社から5社程度をピックアップし、メール査定などを利用して相見積もりをしましょう。見積もり額が一番高い業者に売ることで、損することを避けられます。

バイセル

記念硬貨買取に強い店としてはバイセルもあります。バイセルは出張買取に強みを持つ買取店です。バイセルでは全国的に査定員を常時配置しており、北は北海道、南は沖縄まで電話1本で自宅まで来てくれます。

都合が合えば電話してから最短で30分で出張可能というスピード感も売りの1つです。査定員やオペレーターの教育も行き届いており、出張の査定に慣れているため、大量の買取であっても難なく対応することができます。すぐに売りたい場合や、商品あるいは査定価格について詳しい説明が欲しいときにもおすすめです。

大黒屋

もし近所に古銭買取に対応している大黒屋があるなら、記念硬貨を買い取ってもらえます。大黒屋の魅力はその幅広い販売網です。ブランド品をはじめ様々な品を扱っていることから、国内外問わず多数の販売ルートを確保しています。

記念硬貨の買取では、たとえば金貨を溶かして金として売るような店もありますが、大黒屋ならきちんと記念硬貨としての価値を考えた買取をしてもらうことが可能です。大事なコレクションを預ける先としてもよいでしょう。また、なかには質屋に対応している店舗もあるため、いざというときにも便利です。